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【米国ETF】BLV:バンガード・米国長期債券ETF リスクを軽減できるか

 

2018年2月上旬に久々に10%程度と明確な下落局面がありました

とはいえ米国NASDAQはすでに一度下落前の高値をつけ、S&Pなども上値、下値を切り上げています

経済動向や様々な指標から中期的に見て単なる調整で終わるのか、これが暴落の始まりなのかは一般投資家には判断できません

しかしながら前回、大暴落のリーマンショックから1サイクルとも言える10年経過する中、かなり高値圏にあるように思えます。実体経済も伴っている部分はあり極端なバブ

ルとはいえないのかもしれませんが、その反動から来るかもしれない暴落への備えはしておきたいものです

 

その場合、まず第一に候補になるのはやはり債券クラスです

 

www.kakeyforward.com

 

100年以上の超長期でみた場合、株式が最大のリターンを得るというのが事実で、多くの投資家に支持されているジェレミー・シーゲル教授の分析です。

 

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出典:長期なら株式投資がベスト 碩学が読む市場の先行き|マネー研究所|NIKKEI STYLE

 

しかし個人投資家が中長期投資といっても長くても数十年程度で、かつ教育資金用などの場合はせいぜい十数年程度の中期投資です。この期間程度なら株式が優勢となる可能性も高いと思われますが、それでもやはり極力リスクも軽減したいものです

一般的に株式のリスク軽減に組入れられる債券ですが、株式の次にリターンを得ているのが長期国債なのです。それを組み入れる事でリスクを軽減できないか検討してみたいと思います

 

今年2018年はFRBによる利上げが3~4回予定されています。その金利上昇局面で債券クラスを検討する場合どのような商品を選択すべきなのか検討してみました

債券ETFといえばBND:バンガード米国トータル債券市場ETFが定番ですが、各著名な米国ブログでも語られている中、検索しても比較的情報が少ない

BLV:バンガード・米国長期債券ETF

を検討してみる事にします

 

 

 

BLV:バンガード・米国長期債券ETF

 

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 BLV:バンガード・米国長期債券ETFとはバンガード社のサイトで確認すると以下の

ブルームバーグ・バークレイズ米国政府/クレジット浮動調整(10年超)イン
デックスのパフォーマンスへの連動を目指します。
• インデックス・サンプリング法を用いたパッシブ運用です。
• 米国の長期投資適格債券市場への分散したエクスポージャーを提供します。
• 信用力が高く、高いインカム・ゲインを提供します。

 

ただこのBLV、記事冒頭にも書いたようにあまり誰も記事にしていないようです

実際検索してみると。思ってもない結果もでてきてしまいます

 

 

 

BLV基本情報

2017年12月時点のBLVの基本情報です。以下、下記バンガード社のサイトを参考にしています

バンガード・インベストメンツ・ジャパン - 商品案内 - バンガードETF

 

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経費率0.07%は魅力的ですね、また配当も毎月行われます

発行体別構成比率

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米国政府の約4割を占め、続いて工業系の長期債券が36%を占めています

 

BNDと比較

代表的な項目をBNDと比較してみます

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 BNDも10年以上の債権を16%ほど組み入れていますが中心は5年以下の債券でディレーションに9年もの差があります

 ちなみにデュレーションとは

「債券投資額の平均回収期間」を表します。そして、「利回り変化に対する債券価格の弾力性」も意味します。
値が大きいほど、金利変動に対して債券価格の感応度が高くなる、つまり金利リスクが大きくなり、値が小さいほど、金利リスクが小さいことを表します。

参考:デュレーション / た行 / 用語解説 / 資産形成の基礎 / 大和証券投資信託委託株式会社

 

このデュレーションの大きさがポイントになります

 

長期債のリスク

2018年2月の記事です

米長期債に「著しいリスク」、インフレ加速で=ブラックロック幹部 | ロイター発 新着ニュース | ダイヤモンド・オンライン

米資産運用大手ブラックロック<BLK.N>のグローバル債券・最高投資責任者がインフレ率上昇の兆しに注目する中、米長期債は「著しいリスクを呈している」

という内容です

 

 

組み入れ10年バックテスト

詳細なデータに基づいたバックテストを行うスキルはないので、簡単に分析できるサイトを探す事にしました。以下の海外のサイトです

Backtest Portfolio Asset Allocation

 

今回はシンプルに行う事にします

米国株に幅広く投資する定番のETFであるVTI:バンガード・トータル・ストック・マーケットをメインにする場合をベースとし、そこにBLVを組み合わせるポートフォリオを検証してみました

 

検証ポートフォリオ:VTI-BLV

割合は以下の通りVTI100%~VTI25%:BLV75%まで3通りと追加でBLV100%で計算してみました

 

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※2018年3月28日、詳細条件表示追加しました

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配当再投資という条件です

 

検証結果1

最初の3つの組み合わせで100ドル(任意に設定可)投資した場合の結果。ETFが設定されてからのデータです

 

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 矢印がリーマンショック後の最大下落時です。VTIでは48%ものドローダウンです。資産がおおよそ半分になるという事です。これに耐えられますか?

 

一方BLVを50%組み合わせた2番目では25%下落にとどめています。それでいて期待年間リターンはVTIのみ8.73%に大してVTI-BLVミックスで8.36%と大差ありません

グラフを見てわかるとおりVTI100%がVTI-BLVミックスを上回るのは2017年です

検証結果2

PF3をBLV100%で再検証してみました

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BLVだけだとVTIが最安を記録した時点ですでにリーマンショック前に値を戻しています。ただし2014年にはVTI100%と拮抗します

 

ただし、お気づきの方もいると思いますが、リーマン前のタイミングでスタートすると上のように拮抗した結果となりますがスタートがリーマンショックが落ち着いた2010年だとすると全く違った結果になります

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もう圧倒的にVTI100%の勝利です。単純に期待リターンで倍もの差があります

余談ですが、この数年で投資を始めた人はこのようなチャートしてかみていないんじゃないでしょうか?だとすると100%株式って人もかなり多くいると予想します

このように一括投資でスタートで10年程度で比較すると大きな差がでる可能性が十分ある訳です。個人がどのタイミングで市場に参入するかはほぼ偶発的なタイミングです。この偶然に左右されない為にはやはりある程度時間分散は必要だと思います。リターンあたりリスク軽減にはならないのかもしれませんが、心理的には安心できます

しかしこの場合でもシャープレシオがもっとも高いのは50%ミックスとなる事も強調しておきます

BLV価格単独チャート

最後のBLVの価格チャートです

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リーマン後70ドルから最大で100ドル程度とBNDと比べればかなり長期債という事もあり値動きは大きくなりますが、株式に比べればかなり穏やかな動きといえます

 

BLV検討まとめ

 

BLV:バンガード・米国長期債券ETF組入れについて検討してみました

債券ETFについては総合債券ETFとして代表的なBND以外にも長期の国債のみのEDV:バンガード・超長期米国債ETF、長期社債だけのVCLT:バンガード・米国長期社債ETFなど。国債社債、償還期間の長短。そのミックス。もちろんiシェアーズも豊富な債券ETF商品を揃えています

全てを検討する時間はなかなかないので今回は長期で国債社債ミックスのBLVを選択し検討してみました

厳密な検証とはいえない部分もありますが、この結果を見る限りは債券組入れも検討すべきかなと思いました。

実際のところ既にわずかながらですが購入済みです。状況を見ながら株式ETFとのバランスを調整していこうと思います

 

但し、外国債券の場合、為替の問題もありなかなか単純にはいかないのでまだまだ検証が必要なようです

 

投資小ネタ

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 bovine leukemia virus:BLV

・・・

 

 

参考にした記事

債券売り、超長期債に及ぶ-1日の米国債市場で30年債利回り3%突破 - Bloomberg

【BLV】バンガード®・米国長期債券ETFの紹介 | 素人投資家でもETFで資産形成!

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