給与所得控除見直しによる影響は?
年収800万円超は増税
12/4のニュースによると政府自民党による平成30年度税制改正の所得税改革で、事前の情報通り年収800万円超の会社員を増税とする方向のようです
まとめると
- 給与所得控除と年金控除を一律10万円減らす
- 一方で基礎控除を今の38万円から一律10万円増額して48万円とする
- 年収が800万円超になると給与所得控除が190万円を上限とする
(現在は年収1千万円超で220万円を上限)
※22歳以下の子供を養育している人
※介護が必要な人がいる会社員は負担が減る措置を検討中
- 公的年金等控除についても控除額に上限額を10万円引き下げ
となります。現実問題として年収800万円未満の自分には関係ありません
とりあえず、ある程度数字が固まってきたので、想定が異なっていた簡単シミュレーションをしていた過去記事を修正しました
結論
となります
一時は年収600万円でも大増税などというあおり記事の内容よりは落ち着いた見直しですが、それもで年収800万円超を高所得者とみなし、年収1,200万超の以前の措置に加えてさらなる増税です
ところで年収800万円超というと国税庁によると、民間企業の会社員の平均年収は約420万円の中、会社員全体の9%の割合です
今回の所得税見直しでは、この9%がターゲットとなり平均的なサラリーマンは影響なしという内容です
年収800万円~年収1,000万円で年1~5万円の増税なら痛くもかゆくもないと思っているでしょうか?一概にいえませんがDUDAによると59歳の平均年収が790万円。
一般企業なら定年間際のこの世代。教育資金こそ払い終えているかもしれませんが、まだまだ住宅ローンが残っていたり老後資金をしっかり確保する為のラストスパートに入っている世代です
そういった層に限らず、とれるところからとる発想なのでしょうか?
今後さらなる控除引き下げや上限の引き下げなど実質増税があるかもしれません。個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)やふるさと納税など活用して自衛措置を図っていきたいと思います

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