先日自分のメモ書きとして投資先方針記事にしました
その中で約15~20%を占めるセクター戦略について再考します
セクター戦略の再考
現在のセクター戦略ETFポートフォリオ
この3種を選択した理由はシーゲル教授の1957年から2003年の調査およびバンガードのセクターETFの2005~2018年のリターンの結果、ヘルスケア、生活必需品、情報技術の3つのセクターETFがもっとも高いリターンを記録しているからです。
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あくまでも現時点の構成です。VGT:バンガード情報技術セクターETFは再編の予定があり代替としてQQQを採用しています。この3種をコアETFとする予定ですがよりリスク軽減しつつリターンを得られないか検討してみたいと思います
現在のセクター戦略ETFポートフォリオです。この3種をほぼ均等に購入していますが購入時期は多少時期は異なります。
この3種のセクター戦略ETFポーフォトリオを例によってPortfolioVisualizerのツールのひとつHistorical Efficient Frontierを使ってシャープレシオ最大化を検討してみます。あくまでも過去データを使っての計算になりますがティッカーを入力するだけで計算してくれます
現在のポーフォリオがProvided Portfolioです。それに対してTangency Portfolioがシャープレシオ最大化出来るポーフォリオになります。シャープレシオの高いVDC:生活必需品セクターETFを多く構成する事になり半分を占める事になります。両方のポートフォリオでの過去チャートを比較してみます
最適したポートフォリオの過去チャート
PF1:現行均等ポートフォリオ
バンガードS&P500インデックス
2005年以降の中期的な期間で見た場合、ほとんど差はありませんシャープレシオ改善もわずかに0.01ポイントです。ドローダウン、年間下落率とも3%ほど改善できますがリターンでは年間0.5%ほど下がる事になるので無理して組み替えるほどではないかもしれません。
- シャープレシオ改善もわずかに0.01ポイント
- ドローダウン、年間下落率とも3%。約1割改善
セクター戦略4種で検討
次に過去のリターンで4番目によく、今後予想されるリセッション、金利上昇が予想される中でセクター循環のおいて景気後退局面で唯一投資妙味ありそうなVDE:エネルギーセクターETFも加えて見ます
ここ数年はは原油安もあり低迷しているVDEは10%程度の構成にとどまりました。この構成で過去のチャートを見てみます
PF1:現行均等ポートフォリオ
バンガードS&P500インデックス
2014年までならVDEを組み合わせたポートフォリオのリターンが優れますが、2015年以降はエネルギーセクターETFの低迷もありパフォーマンスを落としています。シャープレシオは変わらずながらわずかにリターンを下げる事になります。原油価格という地政学的な影響も受けるパラメーターも絡む為、扱いが難しいのがエネルギーセクターです。
各セクターETFの相関
VHT、VDC、QQQの相関関係はそれぞれ0.64~0.7程度ですが、VDEだけ0.41~0.53とやや離れます。今後数年以内に予想される景気低迷時のおいては過去の結果からはエネルギーセクターETFの季節となります。相関もやや低いため組み入れるのも一考かもしれまえん
セクター戦略再考まとめ
- シャープレシオ最大化ならVDC:生活費需品セクターETFを多め
- 2018年7月初時点ならVDCがバリュエーションが少し魅力的になりつつある
- VDE:エネルギーセクターETFは不要。ただし今後の景気後退局面に向け再考
上位ETF3種均等は以外に悪いものではありませんでしたが、意思入れせずに過去の統計的な結果を重視するならVDC:生活必需品セクターETFを50%組み入れる事になります。ここ1年ほどはVDCは低迷してきましたが、ある意味仕込み時として多く組み入れてもいいかもしれません。
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