アノマリーを活用して積立設定日を決定する
波乱の株式相場となった今年2018年も、もう間もなく終わります
今年の投資成績を振り返るも必要ですが、一足先に来期の積立設定を行いました
近年のネット証券では積立設定日毎日、毎月、曜日指定など多種多用な積立設定が可能です
国内のインデックス投資信託の大半はノーロード(買い付け手数料無料)なので、毎日設定でも手数料かかることなくドルコスト平均法で積立投資する事ができます
毎日買い付けるにしろ特定の日の買付けが有利になる事はないのか?
と気になり調べてみたら買付日によるアノマリーがやはりありました
そこで来年2019年は、このアノマリーを活用して積立投資の買付日を設定する事にしました
投資日によるリターン差
日別ごとのリターンのグラフです
「月初の株高」 投信積み立てのベストタイミングは?|株式・投信|NIKKEI STYLEより
毎月の積立日 ごとのリターンに差が出るという情報です
日経平均株価の場合、1990年ごろのバブル崩壊後の失われた30年という不毛の時代という事もありマイナスリターンですが、ここは相対的に見ればよいと思います
最小リターンの3日:66.4%と最大リターンの16日:67.8%では1.4%のリターンの差になります
米国株式指標S&P500の場合は最小リターンの19日:104%と最大リターンの26日:104.7%では0.7%のリターンの差になります
日米で比較すると日経平均は月中が高く、月初と月末が低い傾向が分かりやすくでていますが、米国では特段の傾向はなさそうです
これらリターンの数値を小さいと見るかは難しいところですが、長期にわたり特に複利を考慮するとと約1%というリターンも無視できる数字では無いと思います
毎日積立
これらのアノマリーを打ち消すべく、ドルコスト平均法という手法に基づき毎日積立設定する方法もあります
特に国内の投資信託購入においては一定額を設定しその金額での口数単位で購入できる為、同じ月3000円の積立設定するとしても、毎日100円という設定も可能です
一方で米国株、米国ETFの場合、SBI証券において米国株式・米国ETF定期買い付けサービスを利用する事になります
国内投資信託と異なり株式単元単位となります
金額指定もできますが、毎月500ドルを設定した場合、設定した範囲で購入となるので、株価100ドルの株式またはETFを購入する場合5口購入ですが、株価110ドルになると4口440ドル分しか購入できず60ドル分余る事になります
S&P500を買い付ける、例えばVOO:S&P500ETFは200ドル以上と高額な為、ある程度の資金量が無いと買い付け方が難しいですね
国内投資信託としてeMAIXS Slim S&P500があるので、そちらを指定日で買い付けるのがいいかもしれません
アノマリーを活用した積立設定日の決定まとめ
- 国内投資信託なら手数料など考慮せず毎日設定で平準化できる
- 積極的に活用するなら日経平均16日か15日。S&P500は26日か25日
- 最終的には検証は難しいのでゲン担ぎ
日経平均関連の購入していません。S&P500も直接的には購入していませんが全米株式ETFであるVTI:バンガード・トータル・ストック・マーケットETFをスポット購入しています。2019年はこのVTIを25日に定期買い付けする事にします
今回確認した購入日によるアノマリーはS&P500なので無関係ですが、全世界株式ETF、VT:バンガード・トータル・ワールド・ストックETFも定期買付しているので同じ25日と次にリターンの高い群である10~12日から10日に設定する事にします
結局、分かりやすい日にちに設定してしまうのですけどね
最終的な結果を検証するのは難しいですし、極端の差がでるとは思わないので、どちらかというとゲン担ぎみたいものです
個別株やセクターETFなどとは別にコアとなる資産形成これぐらいゆるい感覚でコツコツ投資を継続していきます
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