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【教育資金】学資保険見送りながら安易に投資だけというのも心配

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学資保険ではなく投資すべきか 

現在の水準なら見送りながら安易に投資だけというのも考え物です。少なくとも全額リスク資産への投資は危険かなというのが私の考えです

学資保険に関しては確かに現在の水準の予定利率を元にした返戻率は魅力的ではないです。昨年3人目が生まれた時も確認しましたが見送りました

ただし上の二人の子の学資保険は加入済みです。当時も細々と投資していたものの今ほど家計管理、金融、投資に無知、無関心だった事もあり損しないなら程度の感覚で加入しました。ここ数年で家計管理、投資への関心が高まるなか保険の見直しこそ検討中ですが加入済みの学資保険については継続する事にしました。

継続している理由は単純に途中解約だと元本割れするいうのが一番ですが、ひとつは必要なタイミングでの金融市場の暴落に対する恐怖感です。景気後退局面は景気循環の中である程度は予想されていますが、それでもいつどんな規模の暴落が起るのかは誰にもわかりません。また子供の教育資金が必要な時期は確定している中、そのような暴落とタイミング重なるケースも当然ありうるのです。その可能性がある中、少なくとも教育資金を全額投資するというリスクは個人的にはとるべきではないと考えます

ただしあくまでも全額リスク資産への投資でないという認識で、リスク度合いにもよりますがジュニアNISAなどで株式投信、ETFなどへの投資予定です。一度学資保険についての記事も書きましたが再確認することにしてみます

 

 

 

2018年現在の学資保険動向

一口に学資保険と言ってもいろいろありますが、基本は保護者の生命保険機能つきの子供貯金みたいなものです。ここまでであれば基本的には支払い保険料を上回る給付、返戻が受けられますが、中には医療保険などの特約があり、そういった掛け捨て要素が加わるととたんに元本割れするので注意が必要です。生命保険機能のみに限って確認してみます

 

学資保険といえばソニー生命かJAバンクが比較的メジャーです。

例えばJAバンクのこども共済について少し見てみます。自分が上二人の子供の時に加入した当時と比較するとマイナス金利の影響もあり、かなり返戻率(給付率)が下がっています

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 出典:こども共済 | JA共済

 

保護者の生命保険の機能がありながら原則元本保証にも関わらず4.7%も増えます

これだと完全にセールストークですね。しかし、この返戻率を単純に年率換算(※)すると約0.5%ですよ。定期預金よりはましですが途中解約すると元本を下回るなど流動性の問題もあり、リスク資産の期待リターンと比較すると圧倒的に劣ります。将来インフレがあると実質目減りの可能性すらあります。リスク資産への投資による元本割れを絶対に避けたい人や貯蓄が苦手な人が強制的に貯金する感覚で積立ていくのであればありかもしれません

※18歳時から分割給付する期間の運用などを無視しています

 

返戻率と年利

学資保険に限らず保険では返戻率という支払った保険料に対して戻ってきた額を計算した割合でリターンを表示されるケースが多く、これに惑わされる人も多いようです。

例えば返戻率120%というと確かにしっかりもお金が増えるような錯覚に陥りますが払い込み18年の場合で年利換算すると2%に過ぎません。もっともこの低金利の時代実際元本保証で2%だと十分魅力的ですけどね。ただし残念ながら現在ではこのような高返戻率の学資保険は存在しません

年利-返戻率換算表

年利 返戻率
0.50% 104.64%
1.00% 109.49%
1.50% 114.72%
2.00% 120.29%

 18年間払い込みの場合

 

2%ぐらいなら比較的リスクの低い債券投信やETF、それこそ全世界株式のVTなら分配金だけで達成可能な数字です。配当再投資しつつ長期に積み立てていけば世界経済の恩恵によるキャピタルゲインも得られそうです。実際私もこういった方法をジュニアNISAで実行するか悩んでいますが5年+ロールオーバー5年の理解をもう少し深めてからと思っています。

 

 

流動性の問題

学資保険のデメリットとしては流動性の問題があります。途中解約すると元本割れする可能性ですね。中学、高校時の給付タイプもありますが多くの人は最も教育資金を必要とする大学時代にあわせて学資保険に加入すると思います。その前に何らかの理由でまとまった資金が必要なときに学資保険では対応できません。これに関しては18歳まで引きおろし不可のジュニアNISAは勿論、さらに通常の株式投信やつみたてNISAでも同様です。長期に渡って積立てる途中で元本割れ期間もありうるわけで、せっかく長期に積み立てる事でリターンの可能性を高めたいところ途中でのつみたて停止、解約となるとそういった問題も起りうるわけですね

なので一般的には資金計画、ライフシミュレーションにおいてはそういった状況に備えリスク資産運用とは別にある程度現預金を準備しておく必要があります。

 

学資保険のメリット

重複する内容ですが、ひとつは銀行引き落としやクレジットカード払いとする事で半ば強制的に教育資金を貯めることができます。貯蓄が苦手な人には向いているかもしれません。

また生命保険機能がある為、生命保険控除を受ける事もメリットのひとつです。当然所得がある事が前提で住宅ローン控除などの有無などにもよりますが一般的な200万円の給付を受けるケースの年払いぐらいの金額だと新生命保険料控除の上限4万円に達します。所得税率が20%だとすると8,000円が控除されるのですが、これを18年間まるまる適用されるとしたら、実に14万4千円もの金額になります。この金額で年利再計算すると年利0.9%を押し上げる効果があり意外に侮れません。またJA学資保険の場合割戻し金もあり正確な数値は調査中ですが年利換算0.55%という数字もあります。これも含めると実質年利は2~3%になるのです。また実際自分の加入時期はまだそこそこ返戻率が高かったので結果オーライといえる状況です。

 

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学資保険と投資についてまとめ

  • 強制貯蓄で教育資金を貯める事ができる
  • 2017年4月以降大幅に利率低下。定期預金よりはまし程度
  • 生命保険料控除で実質利率を押し上げ効果(諸条件あり)
  • 流動性が悪い。途中解約すると元本割れする可能性あり

教育資金確保は必要とされる時期が明確なため、慎重な運用が要求されます。何も考えずに学資保険に加入というのもどうかと思いますが、期待リターン数パーセントという数字だけをみて安易にリスク資産で運用するのはやはりリスクがあります。大事な子供の教育資金だけによくよく考えたいですね

 

次回は学資保険の変わりに株式投資信託などで教育資金を積み立てていった場合のシミュレーションした記事を準備中です。この結果をみたら安易に教育資金を全額リスク資産投資するのは考え物というのも少しはご理解いただけるかもしれません

 

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学資保険に関する記事です

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