子供への金融教育について考える
米国株ブロガーのたぱぞうさんの金融教育に関する記事を読みました。非常に参考になる記事で色々考えさせられます
私も以前から子供(小学生)への金融教育について考えていますが、株取引そのものはまだ早いと考えていて、まずは経済全般について少しずつ理解していってもらえばいいなと考えています。
おこづかい制やおこづかい帳の管理、や残金に対する利息の付与など身近なところから、改めて子供への金融教育について考えてみたいと思います
まずは普通のおこづかい制
金融教育とか経済教育というと大げさですが、まずはお金について自分で管理するところがスタートでしょう。
今のところ毎月、学年に応じた平均的なおこづかいを月初に渡し、おこづかい帳で管理させています。支出の発生都度記載し、月末に残金と帳簿が合っているか確認させているのですが、比較的みなさんよく採用している管理手法だと思っています
おこづかい帳をグラフ化
次にこれをグラフ化させようと考えています。狙いは二つあります
おこづかい帳では数字が並んでいるだけなので視覚的に分かり難いです。これを棒グラフや折れ線グラフで図示させる事でお金の変動について認識しやすくなると考えます。
棒グラフや折れ線グラフは小学4年生の単元になりますが、論文やプレゼンなどにおいてもグラフは結構ポイントになるので早い段階からグラフに慣れ親しんで欲しいという考えがあります。
作成については方眼紙などに手書きでもいいのですが、単純なグラフ程度なら表計算ソフトを使わせてみるのも面白いかもしれません。息子の場合、簡単なパソコン操作やスクラッチなどの簡易プログラミングは使えるのですが、オフィス系ソフトを覚えるきっかけとしてよさそうです
また、普段は1ヶ月単位での管理なので年単位でまとめてみるのもよさそうです。月々の変動や季節要因。また多く使った月などを次年度に向けて反省させても面白いかもしれません。小学生といえども簡易なPDCAを回させたいですね
アプリの活用
小学生からなんでもかんでもアプリに頼るのは弊害もあるかもしれませんが、手作業である程度できるようになったらスマホアプリの活用も考えてみたいです。検索すると色々でてくるので検討してみたいと思います
こちらで紹介されている三井住友カードのアプリでは仮想口座で、特に実口座と連携することなくおこづかいを運用するイメージで、単純なおこづかい帳アプリ機能に加えてて金利機能など面白そうです。使いやすそうなアプリを探してみたいと思います
ここまではツールの使い方の話です。
基本的なお金の管理がある程度できるようになったらお金を貯めるから増やす感覚も身につけさせてあげたいと思います。
お金を貯める事へのインセンティブ
次に検討している内容はお金を貯める事へのインセンティブの付与です。単純に
「無駄遣いしてはいけない」
「お金を貯めなさい」
とだけ言っていてもなかな効果はありません。
「なぜお金を貯めるのか」
「貯めるとどうなるのか」
の視点も少しずつ持っていって欲しいと思います
一例としては利息・金利の付与があります。
今のところ日本において銀行口座に貯金していても金利はスズメの涙ほどですが、親の持ち出しで残金に一定利率をかけた分を次月のおこづかいに上乗せしてあげるのです。先ほどのアプリにも金利や為替の概念がありましたが、他にも検索してみると実践している方もいるようなので、いろいろ調べてみました
- 残金に毎月金利5%次月のおこづかいに上乗せ
- 月々のおこづかいの使わなかった分を次月に上乗せ
などなど。みなさん、色々考えていますね。
このうち実際には残金への金利適用によるおこづかい上乗せがよさそうです
増えれば増えるほど上乗せ分が大きくなる。そうこれ複利効果なんですよね。この効果を実感できるのは大きいと思います。
例えば貯金箱に5,000円あるとして金利設定が5%なら250円が翌月のおこづかいに上乗せです。 毎月おおこづかいが500円なら750円ですね。もし翌月我慢して1円も使わなければ残金5,750円の5%の288円(切り上げ)が上乗せされるという計算です
ただし実際の利率設定とか間違うとお父さん銀行が破綻する可能性もあるので、採用する場合は最新の金融工学を駆使して制度設計しないといけません(笑)
ちなみにこの例では1年後には6,000円もの差が出る事になります。元本がいかに大事かがわかります
子供への金融教育検討まとめ
現段階でいは株式投資や投資信託そのものはまだ早いと考え、まずは身近なおこづかいの管理を通じてお金の接し方を少しずつ学び、同時に経済全体やお金の流れなどを幅広く理解してもらいたいと考えています。
「お金の貯め方、使い方、増やし方を少しずつ感覚を理解してもらえればいいな」
ぐらいの感覚で金融教育や経済教育と言うほどのものではありません。
お金の事や経済、金融についてある程度理解できてくれば、次のステップとしてはOneTapBuyなどで個別投資を小額からスタートするのもいいかもしれません。ジュニアNISAは金額が大きくなるので当初は純粋に教育資金用に親が管理したいと考えています。
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