忘れさられたNVIDIAへの投資を継続
この夏までは市場を賑わせていたものの、高値から50%以上暴落し、すっかり誰も話題になる事もなくなったNVIDIA(NVDA)
290ドルで売りました!
といいたいところですが放置していました。
とりあえず保有株は少し前に損出し売却したうえで、株数にして25%ほどひっそりと買い増ししました。またそこから下がりましたが・・・
まだまだここからある程度の下落はあるかもしれませんが、数年後を見据えれば買える水準と判断しました。
年初の記事です
元々、個別株を集中買いする投資方針でもなく、また、その度胸も無いのであくまでも分散投資の一環です。
なので、個別銘柄に関してはリスク資産の10%以下、単一銘柄では5%以下を目安にしています
その中で投資を継続したNVDIAの現状と今後の見通しを確認してみます
NVDA2018年チャート
NVDIA:NVDAの2018年のチャートです
2018年12月21日終値時点
10月初旬にピークをつけて、米国市場全体の下落にあわせて下落、200日移動を割り込みます
そこで見切りをつけるのがチャート的には王道でしょうね。
その後は、しばらく200ドル付近をうろうろしていましたが、11月に発表した3Q決算の結果を受けてとどめをさされました
2018年12月21日時点では高値から実に55%以上の暴落です
2Qで先行き不安はあったものの、EPSは予想を上回りました。問題なのは次期4Qガイダンスが市場予想を大きく下回ったためです
参考:2018年3Q決算
- EPS:1.97ドル(予想:1.92ドル)
- 売上高:31.8億ドル(予想:32.4億ドル)
- ガイダンス:4Q EPS 1.32~1.49ドル(予想:2.01ドル)
- ガイダンス:4Q 売上高 26.46~27.54億ドル(予想:34億ドル)
売上、EPSと市場予想よりもおおよそ25~30%低い数値です。これでは売られるのもやむを得ません。
元々期待値で株価が上昇していたので、期待を裏切れば売り込まれるのはグロース株の宿命ですね。
NVDAのセグメント別状況
仮想通貨マイニング需要の大幅な減退はマイナス要因ですが、元々がバブルだけに致し方ありません。その他の分野を再確認してみます
売上の50%以上を占める主力のゲーミング部門はは前年同期比で10%程度の伸びと売上成長率鈍化傾向ですが堅調です。将来的にeスポーツ市場の伸びに期待です
産業向けCAD(コンピューター支援設計)など向けの分野であるプロフェッショナルビジュアライゼーション部門の成長率は約30%、自動運転領域で期待されるオートモーティブ部門の成長率は20%。
特に自動運転分野は今後も成長が期待できます
現状もっとも期待がかかるのがAI、ディープラーニング(機械学習)領域を手がけるデータセンター部門です
成長率は60%と十分な伸びですが、それでも市場予想を下回りました。期待値が高すぎるのですね
NVDA今後の見通し
NVDIAの株価とEPSのチャート
https://www.zacks.com/stock/より
※上記チャートの縦軸は相対的です。
ラインを割り込んだからシグナルだとかを見るチャートではありません
2018年3Q~2019年にかけてはEPSの市場予想は厳しく見積もられていますが、その後緩やかな利益成長が見込まれます。
このEPSの伸びにあわせて株価が伸びていくのが順当ですが、こう見ると2017年半ばから2018年秋に掛けては割高でしたね
逆に今のForward P/E20倍以下という水準での買いは有りだと思えますけどね
ただし、ミニバブル的な上昇の後なので、上値も重そうです
NVIDIA投資継続まとめ
- 現在のForward P/E20倍以下なら極端な割高ではない?
- ディープラーニング、自動運転領域の業績期待は継続
- 数年後を見据えて投資
- 中期的に決算ミスが続く場合は速やかに撤退
分散投資の一部に過ぎない個別株はリスク資産の全体の10%以下というルールの中、NVIDIAへの投資を継続しました。
NVDA自体は決算ミスが続き、業績的にも多少不安材料もあります。ここ2,3年で急激に株価を上げてきた事もあり、短期で50%以上の暴落となりました
その状況での投資継続ですが、急激な反発は期待していません。
年単位で確実に業績・利益が伸びていくのあれば、いずれ株価も再び上昇気流に乗れるかもしれません
グロース株投資は自分には合わないと思いながらも、深追いはせずに今後のNVIDIAを見守りたいと思います
今回の一連の流れを理解して投資指針、ルールの確認をしっかり行い、見直していく必要がありそうです
応援ぽちっといただけるとうれしいです
ハイテクグロース系への投資は下記方針に基づき継続です
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