年収850万円超のサラリーマンへの所得税増税がニュースになっていて、このブログでも取り上げてきましたが、そもそも 年収850万円超の給与取得者4%しかいないそうです。そんな所得税増税に関係なく手取り額も減っている事に気づいていますか?
手取り額減少
所得税だけならそれ以下の層では基礎控除枠アップで無関係なんですが、実はここ数年で給与の手取り額は減っているのです
出典: NHK NEWS WEB
年収1,500万円の人なんて毎年のように手取りが減っています。
8年間の間にで60万円、年間で月額で5万円も減っています
グラフでみると高所得者の減少率の高さが際立ちます
年収850万円以下でも
でもよく見ると年収500万円の人でも手取額が6万円も減っています
こちらは所得税率など関係ありません。社会保険料率の変更による負担増の結果、手取り額が減っているのです。
月額にして5千円です
2020年の手取り額を2012年比減少率でみると
年収500万円で約1.56%。年収850万円だと1.11% 1500万円だと4.43%
年収850万円までは所得税増税の影響を受けないので2017年比も同じでそれぞれ1.56%、1.11%です
2012年の時点で年収470万円の人が毎年1.5%ずつ昇給して2017年に年収500万円に到達するその間に年平均0.4%ほど社会保険料率がアップしているんです。
社会保険料率アップが犯人
出典:【図解・行政】厚生年金保険料率の推移(2017年8月):時事ドットコム
それに加えて2019年10月に予定されている
消費税率アップ
議論されている軽減税率の状況にもよりますが、なんかこう真綿で首を絞めるようにジワジワと来ている感じに恐怖を覚えますね